毎年恒例!といっても2回目ですが、今年も行ってきました神戸ムスク。イスラム教でいうラマダン(断食)の日没後行われるごはんパーティ、それがイフタールなんです。
イフタールの雰囲気や意味、同行してくれたイスラム教の友人からの教えなんかもお伝えして参ります〜!
ハラールのお店に寄ってみる。
道中に時間があったのでお店に寄ってみます。ここ神戸ですよ?笑 ハラールのコンビニ的な存在みたいですね。
ハラールとはイスラム教における「正式な、合法の」といった意味の言葉。有名な豚を食べないとかはハラールに当たりますが、ただ豚を食べないだけじゃなくて、しっかりした規律があったりして食べない理由も含めてハラールなんだと彼は力説してました。
お店の中は即席カップ麺とか結構ファーストフード的なやつも沢山置いてました。
神戸ムスク到着
通称パールロードにある、日本の最古のムスクとして歴史のある神戸ムスク。パーキングの空が気になる写真になってしまいましたが、車での参拝にも対応してて便利な場所にある。
礼拝堂の中は撮影禁止なので、写真はとれないので参考に写真を
祈っている先には写真も像も無い。偶像崇拝を禁止しているので、礼拝堂といっても祈るべき対象が明確になっていないことは大きな特徴の一つとも言えます。
用意されたフルーツ達。
少しここで朝の5時から飲まず食わずである事を想像してほしいです。
普通に過ごしてても喉も乾くしお腹も空きますよね。そんなペコペコ&カラカラの時のフルーツは最高に美味しいそうです。(その前に飲む水も最高に染み渡るとのことです)
日没後本日は18時59分に食事開始でした。
毎日日没時間は変わるので、それまではみんな食べません。
イフタール開始
急に一斉に食べ始めます。みんなお腹空いてるもんね。(でもお腹空いたー!!とかは絶対に言ってはいけない空気凄いです)
まずは黒い豆のようなフルーツ、デーツを頂きます。砂漠で唯一、実の成るフルーツ。
デーツ、キャラメルみたな食感ですごく甘いです。
デーツを食べて、水を飲む。
これが最高らしい。
あとは、スイカ、オレンジ、リンゴ、バナナ、
フルーツ盛り食べ放題。
かき揚げみたいな食べ物とサモサもフルーツと共に食べます。不思議な感覚。
そして誰もいなくなった
お祈りに出かけるのでみんないなくなります笑
イフタールには机とか椅子はありません、みんな床に直に座ります。
豆とチキンのカレーの登場!
でかいボールにカレーが回ってきます。
そして、メインディッシュのカレーです、
ビリヤニ(ご飯)とナンを選べます、スパイシーですが、めちゃくちゃ美味いです。辛さが増してくるやつです。
あぁ!水が美味い!!
二杯くらい食べたし、ナンも数枚食べた。
カレーもナンも食べ放題。めちゃくちゃお腹いっぱいになりました。美味かった〜!
最後に
「ラマダンってさ、ぶっちゃけお腹空いたりして嫌なんないの?」と腹を割った質問に対して、ラマダンで空腹でいる間はずっとお祈りをしているのと同じ状態であるようで、その苦しみでさえも幸せなんだと彼は語ります。
イスラム教において、忍耐、耐え忍ぶことはとても重要です。
彼は生きている間のこの世界は、ある種のテストなのだと言います。それは死んでから行く魂の世界が、今生きている時に善行を積むことでより幸せな世界へ行けるのだと信じているからです。
仏教ではそれを『徳』を積むって言うんだよ
と、合致はしなくとも類似した概念を話し合う時間が私にとってはとても楽しいです。
やはり、残念な事はメディアはイスラム教自体をテロリズムの型にはめてしまうような報道が多い事をイスラームの方々は知っていてその事をとても残念に思っているようです。
少しでも、真実を知って欲しいので、
イフタールに私のような日本人がいたからとて、全然オッケーみたいです。
本当に何事も体験しない事には、何もわかりませんよね。
毎年学びに成るし、三宮でイスラム圏へショートトリップできる貴重な体験でした。
また来年も行きたい!
前回の記事も載せときます★