ハッピーエンドな旅の途中で。

生きてる事は旅すること。旅とは移動の有無ではなく、生きるスタンスそのもの。

神様レベルの考え方

神様レベルの考え方をシェアしようと思い物語を作りました、読んでみてくらさい^_^

 

ある足の悪い男が神様にお願いをしています。

 

男 「神様よ!俺はこの足が悪いばっかりにめっちゃ不自由な人生送ってきたぜ!いろんな医者にみてもらったけど、全然だめだ、さじを投げられちまったよ、もう神頼みしかない! 俺の足を治してくれー!、そうでなかったら、生まれて来たことを呪ってしまいそうやわ!」 と泣いていると。

 

神様が訪れ 「それはごっつい大変やったね~」 関西弁で神様は続けます。

 

「でもな、兄ちゃんよ、足は治せへんわ。」

 

男 「なんでやねん!?」

 

男もつられて、関西弁になりながら、自分が足を不自由にしてどれだけ人生が辛かったかを神様に話しました。

 

神様 「せやな、自分しんどいのようわかるよ。ごっつい、がんばってきたよね。でも、治さへんで。これなんでや思う?」 男は考えましたが、ただの意地悪にしか思えませんでした。

 

神様 「ちゃうねん、意地悪とかそんなんちゃうねんって!これはな神様からのプレゼントやねん! シュッとした言い方したらギフトやねんな?自分、わかる?」

男はわかりませんでした。

 

神様 「自分にはな、たまたま、足を悪くしたんやけどな、他の人間、みんな平等に軽くコンプレックス、与えてるんやで、これわかる?」

 

男 「神様はどんだけ、悪趣味やねん、それ見て、空から笑ってるんちゃうんか!」

 

神様 「自分らにコンプレックスを抱かせたのはな、他人の気持ちわからして、感謝させる為と、それを乗り越えるっちゅー使命与える為やねんで。

越えられへんコンプレックスは基本与えへんねん。ちょっと考え方を変えたら越えられるもんばっかりやで。 君の足かて、せやで。 君、今まで生きてきて足が悪いからゆーて、人に助けられたこといっぱいあったやろ? むしろ、それなかったら自分、今まで生きていかれへんレベルやったやろ?ちゃうか? あっ、答え言ってもうたわ。まぁアホなやつは気付きもせぇへんやろな。」

 

 

男はハッと気づきました。 今まで足が悪いが為に色んな人が助けてくれましたが、いつしかそれを恥ずかしい事と思い、人に対して自分が劣ってる!と思い、普通に歩けない自分に嫌気がさしていたのでした。

 

感謝の気持ちをどこかに置き去りにしていた事に気付きました。

男は考えました。

 

自分の足は動かない、それは事実。

 

だからこそ、沢山の人に助けてもらい生きてこれた。

 

だから、自分ができることで精一杯感謝の気持ちを伝えていきたいわ!! 男はまず最初に、世話をしてくれている両親に無性にありがとうを言いたくなり、泣きました。

 

男 「父ちゃん、母ちゃん、ごめん! 足を悪く産みやがって、死ぬまで呪ったるからな!なんて言っていえ家を飛び出したりして悪かった! 今まで、生きてこれたんは二人があったからや!俺はアホやー」

 

神様 「よー泣くやつやで、ほんま。 みんなみんなコンプレックスをもっとんねん。 色んな悩みあるやろが。 でもコンプレックスは成長の鍵であり、ごっつい自分の武器にもなるで。

 

コンプレックスゆーてもそないにいっぱい種類ないからな。 まぁ商売上手いやつはそこに気付いて財産築いとるで、まぁせいぜい気張りや」

 

その後 男は両親と和解し、同じ悩みを持った人の為のお店を作り、感謝され、感謝をして、幸せに暮らしましたとさ。

 

10年後、その店にヒョコっと神様が訪れました。

 

神様 「自分気張ってるがな!」

 

男 「お陰さまですわ!おおきに!」

 

神様 「せや、今日来たんはな、俺って気まぐれなとこあるやん? 気まぐれサラダってなんやねんみたいなとこあるやん? 自分頑張ってるし、自分の足治したろかな思ってんねんけど、どないする?」

 

男 「神様おおきに!でも、足治さんといてください!これ、私の大事な大事な商売道具ですねん!これがあるから、足が悪いお客さんの気持ちごっついわかるんですわ!

自分がそうやったから、お客さんに辛い気持ちをこれ以上味わって欲しくないんですわ!」

 

神様 「自分めっちゃ熱なってるやん!」

 

男 「神様がゆーてくれた通りですわ、ほんまおおきに!せやから、足は治さないでください!」

 

神様 「数十年前の自分に、自分を会わしたいわ!笑」

おしまい。

 

※関西弁で、自分とは、二人称であなたのことを指します。紛らわしいですねf^_^