六甲ミーツアートの振り返りです^ ^
ミーツアートの展示ではなくて、
展望台なので常設なのですが、
大きさもだけど、一番心に刺さるデザインでした。
外観からして、凄い。
静かに佇むような色使いではあるけど、存在感ありすぎです。
山の上にある一本の大きな樹をイメージしているようです^ ^
印象的なヒノキのフレーム《枝葉》がドーム型に中心を包み込みます。
そうすることにより、外から入ってくる光が木漏れ日のような優しい光になります。
画像検索でしか見てないですが、ライトアップされて、色んな表情を見せてくれたり、雪が積もり重厚感のあるスノーホワイトの感じも好きです。
中にいると、
包み守られてるような感覚ですが、
とっても開放的です。
海に面するエリアには室内から展望できる展望台としての充分な機能性も持ち合わせます。《温室》
この建造物も素晴らしいけど、
ランドスケープ自体が贅沢です。
遮る物なく、山の上からの海や町を一望できます。
展望台の内部は《風室》と呼ばれ、
樹が水を上に吸い上げるように、
風を下から上へ送ります。
まるで建物自体が呼吸を繰り返して、命を宿しているかの様です。
建物内部の地下に水の通り道と、水を留まらせておくスペースがあります。
地下部に氷をいれておく氷室(ひむろ)があり、そこから溶け出した水の通り道なんです。
水を留まらせておくスペースを
融氷水盤と言います。
そして、太陽が一番高くなる夏至の頃、真上から降り注ぐ太陽の光が、
水盤に反射して内部には、水と光が織りなす自然の作品が現れる仕組みなのです^ ^
(最高に興奮しますね(笑))
外観も素晴らしく、
中から展望する、景色までもデザインされているように感じました。
設計者の三分一 博志(さんぶいち ひろし)さんは、いかに建築が地球の一部になるか?を基調として設計をされるようです^ ^
自然のそのまま美しさを損ねたくないといった単純論に陥るではなく、
人と自然が共存できて、
互いの良さを最大限に引き出すような関わり合い方をデザインによって模索して頂いてるように私は感じました^ ^
また、夏至の頃行きたいです。