結婚しなくていいですか? すーちゃんの明日
またまた本の紹介です、 図書館にいきだして、また本を読むようになりました。
今日は今年映画化の話しもでている本作です、 でも、すーちゃんに柴崎コウってなんか違うとも思いながら。
タイトルからみたら、結婚するか?しないか?にまつわる本かなと思いますが、もっと深いです。
淡々とした、イラストの中に 鋭すぎる言葉のオンパレード。
本質をついていると思います。
成人女性の悩みの不安がよくわかるので、男性にこそ読んでもらいたいです。
ちなみに、同タイトルでGoogleで検索かけたら親和性が高いと思われる言葉が出てきます。
高齢結婚
ダメな婚活
弟が先に結婚
とリアルすぎる言葉がそこにはあります。
現代の生きにくさを表している言葉かもしれません。
好きなフレーズをいくつか。
「女からも、日々こまごまとした セクハラを受けているわけで、 でも慣れたりしない 慣れることは許すこと こういう鈍感な言葉に 傷つくことができる あたしでいたい」
部屋で一人未来を考えながら ――老後が/遠い未来が/今ここにいるあたしをきゅうくつにしている 老後め!! よし決めた ヨガ習う
私にキャベツをまるごと買う日はくるのか?(仕事帰りのスーパーで刻みキャベツ小パックを選びながら)
などなど、描写表現素晴らしいです。 作者の益田ミリさんは大阪出身ぽくて親近感沸きます。