中村屋さんで肉うどんを夕方に食べたので、
ホテルを出るのが億劫であった。
しけし、上田発の美味(おい)だれの焼き鳥というのは是非食べてみたかったので、
なんとかノソノソとホテルを脱せた。
陽が落ちて夜が鎮座するその街道は涼しく、
夏の終わりを感じる。これは長野県だからなのか。
そんな事を考えながら、歩いて目当ての店に行くが、
開いてるかどうかがまず分からなかった。
中から良い気持ちになったであろう、お兄さん達がでてきたので、助かった。
気の良さそうな大将と女将さんという
2人でお店を回していらっしゃる様子。
早速、食べれないものは何もありません。
と伝えて、適当に焼き鳥を焼いて貰った。
数分待ち、焼き鳥がきて、
その壺の中の醤油塗って食べてねと
おお、これが美味だれか!
一口頂くが、
衝撃。
めちゃくちゃ美味い。なんだこれ。
今まで食べた焼き鳥に全部これかけたいよ。
ビールが弾む。
出てくるもの全部美味い。
辛いの大丈夫?
と大将がだしてくれた
唐辛子の子どもみたいなやつは
本当に辛かった笑
すかさず水をもってきてくれる女将さん。
なんだこの居心地の良さは。
味だけじゃなくて、お店も好きになった。
ご馳走様でした。
その帰り道に上田映劇があり、
暗いながら、渋さに感動する