この連休中に何か本を読みたい気持ちになって借りた本。
中学生~高校生の頃(もう20年くらい前w)一番読んでたよしもとばななさんの小説を久々に読みました。
スピリチュアル色強くなった気がしますが、根底の所は変わってないですね。
恋人同士のつながりを深い傷を埋め合うような関係性で違うようなところです。
まさにこの『鳥たち』もお互いでしか癒されない傷を抱えた若い2人の物語でした。
あらすじ
家族を失い、天涯孤独で身を寄せ合う「まこ」と「嵯峨」。お互いしか癒せない淋しさを抱えた、ふたりの恋のかたちとは―。静かな祈りに包まれる、待望の長編小説。 Google Booksより
よしもとばななさんの文章を読むと、
心の変化や感じたことをキチンと描いていくので、読んでいて自分の頭の中が整理される感覚を久しぶり覚えました。
言葉では表現し難い気持ち、
言葉にしてしまうとすごくのっぺりと平坦な言葉になってしまうような気持ち
を上手く伝えてくれる文章がやはり好きです。
すごく的確なんだけど、そんなに硬っ苦しい表現ではないんです。
だから、言葉やイメージがスッと入ってくる。
そんなところがやっぱり好きでした。
多感な頃には読んでいたので、とても影響受けてると思います。
秋の読書、どこまで続くか??