ハッピーエンドな旅の途中で。

生きてる事は旅すること。旅とは移動の有無ではなく、生きるスタンスそのもの。

【コラム】プロとは何か?を教えてくれたやつの二次会に呼ばれたから行った話

昨日は

小学校と中学校が同じ同性のやつ(以下新郎とする)の結婚式の二次会に呼ばれたから行った。

 


正直気が乗らなかったけど、

行ったらもちろんプチ同窓会みたいに

なって、

 


そこに行かないと会えない人達に割と会えたので行って良かったと思ってる。

 


で、気が進まない二次会に何故行ったのか?という事について気持ちを整理する為に書かせてもらう。

 


自分として新郎に恩に感じてる部分があって、そのつもりはないだろうけど新郎の態度から自分を伸ばすきっかけができたから。

気が進まなかったけども

二次会に行かせてもらった。

 


新郎は割とやんちゃなメンバーの中にいるやつだった。

 


でも新郎が凄いのはある特殊なダンスの分野で世界的なパフォーマーになったということ。

 


どういった過程でそこにまで至ったのかは聞いてないからいつか聞けたら面白いななんて思ってる。

 


自分は地元の中学生の同窓会の幹事をしている。

 


もう6-8年以上前

新郎がパフォーマーとして有名になってきたの知ってたので

 


同窓会にてパフォーマンスを依頼をさせてもらった事がある。

 


こんな感じで。

 


「久しぶり!今度の同窓会でさ、

お前のあのパフォーマンスちょちょっとやってくんね?みんな喜ぶと思うんやけど」って。

 

 

 

したら、新郎は

 


「そういうのはやらない事にしてる」

 


みたいな返事だったと思う。

 


こいつノリ悪いな天狗になってんのか?

 


そう思った。

 


でもやっぱりと地元の同窓から

そういう人が世に出て活躍してる姿を見せたい

し、先生方も数人参加されるので、

やっぱりやってほしいので、

 


ギャラをちゃんとつけることにした。

払える範囲の額で。

 


で、結論、やってくれたし、

同窓会もめちゃくちゃ盛り上がった。

そいつも嬉しそうだった。 

 


「やらせてくれてありがとう」とか言ってたような気もする。 

自分も生で見たけど、素晴らしいパフォーマンスだった。

 


で、現在に話は戻り、

 


プロとして無料では絶対にやらない。

 


というスタイルはそいつから学んだなぁと

勝手に思ってる。

 


プロとして、成果を約束するから

しっかりお金も貰う。

 


お金を貰う以上は

期待以上を想定してそれ以上を提供しようと

パフォーマンスをして喜んでもらう。

 


そんな事を世界的なパフォーマーになった彼から学んだ。

 


同窓会だからといって、自分の仕事の領域での依頼に置いては無料では踊らない。

 


一瞬ムカついたけど、筋通っててカッコいいよ。

 


だから、自分は個人事業主になれてるとも思う。

 


無料での講演はなるべく断れるなら断る事にしてる。それでも断れないやつが

たまにあるけど、

 


今ならわかる事がある。

 


依頼された側としては

 


無料前提の話は「ああ、ナメてるんだな。」とまず感じる事だ。

 


概要説明ではいくら素晴らしい事を

言ってたとしても、無料前提であれば、

言葉が霞む気がする。

 


身銭切る覚悟無いのに、

そんな聞こえのいい話ばっかりしてはならんよ?とも思う。

 


では、舐められてない仕事依頼の話は場合はどうだろう。

 


概要説明があって、その後に必ず

 


「で、少ないかもしれないのですが、

今回は○○円でお願いできませんか?」と必ず相手から言ってくれる。

 


ちゃんとプロとして認めてくれてるんだなと内心めっちゃ嬉しいけど、

 


そこから価格交渉したりしなかったりであるが、

 


前者との隔たりはかなり大きい。

 


認めて依頼してくれてるのか?

舐めた感じで頼んでくるだけなのか?

 


は同じ事をするにしても全然違う。

 


で、大半の才能があるのに

お金にできてない人、実力はあっても

あまりブレイクできてない人には

舐めた依頼を断る勇気が無く、

 


「そこは有料じゃないとやりません。」

ときっぱりとした態度を取れるかどうか?だけの差だと思ってる。

 


良い物を出せば売れるのか?が

それは違う事がわかるように、

 


良い物を適切な価格で適切な量を

適切な人達に提供ができて初めてマーケットが出来る。

 


そこには適切でなければ、断るという

選択肢が普通にある世界。

 


客がお金を払えば必ず手に入る、

訳では無いのが提供側の最大の強みである。

 


話が飛躍しそうなので

戻しておくと、

 


気が進まなかった二次会に参加した義理というのは上記の内容なのだ。

 


プロとは何か?

20代後半の頃そんな事を彼から学び、 

 


今の自分がある。

 


直接は言えなかったけど

新郎、おめでとう。