映画「弁当の日」
これは凄まじいドキュメンタリー映画でした。
弁当の日というのは20年前から始まる、香川県のとある小学校の小さな取り組みです。
取り組みの内容
5.6年生を対象にした、
親は一切手出し口出しせずに、
お弁当の献立を自分で考えて、調理して、後片付けもやって、みんなで自分で作った弁当をみんなで食べるという一つの取り組みでした。
「やらない理由」が「やる理由」
面白かったのが、
提唱者の竹下校長先生が、
弁当の日を実施しようとしたら、
先生も保護者も大反対したけど、やる理由を説明したところですね。
先生達は
生徒の家庭事情が様々なので、
弁当を用意できない子がいたら可哀想!
(本音は親からのクレーム対応が大変なのかも?)
親御さん達は
給食あるのになんでわざわざそんな(めんどくさい)事するの?子供が怪我したらどうするの?調理は危ないから台所には立たせないです!!それより勉強でしょ!
みたいに。
それを聞いた竹下先生が、
それらが全てのやらない理由がお弁当の日をやる理由なんですよ。
とおっしゃってた事が、
20年も続くお弁当の日の根っこ。
では
危ないからと調理させない子は、
いつ調理させるようにするのか?
色んな家庭事情を抱えるといった子が
自分で調理してお弁当を持ってこれる
力をいつ学ぶのか?
お弁当を自分で用意して、持ってこさせるというお弁当を通じて、自分で生きていくという事を学ぶ機会。
失敗も成功もすべて引っくるめて。
大人は邪魔しない。
(手を出したくなるけど笑 グッとこらえて)
子どもだけじゃなくて親も学ぶ
弁当の日が定期開催していく中で、
先生や親御さん達も結局子どもを信じれて無かった事に気づくんですよね。
「どうせお弁当なんて一人で用意出来ないだろう。」と。
それでも不器用ながらお弁当の用意を上達していく子供達に、
親は教えられていくんですよね。
用意された食事を「消費」していく人生
用意された食事ばかりを食べていた子供は、お金で用意された食事をただ買うだけの大人になる。
お弁当を通じて、自分の力で考えて生きていく事を学ぶのが弁当の日。
100年先の日本の未来を見据えた
仕組みづくり。
食事を大切にする事こそが
自分と自分の時間を大切にする事、
つまりは人生を大切に作っていく事
涙腺崩壊シーン多め
他にもエピソード満載で、弁当を用意する、その裏側にはその子の家族や家族との関係性が垣間見えて、泣ける泣ける😭
涙腺崩壊シーンが多くて
弁当の日がいかに多くのドラマを自然と生み出してきたかを語っていましたね。
思い出しただけでも泣ける。
最後に
これは子を持つ親なら
一度は見て欲しい内容。
でも映画館とかではやってないくて
自主開催形式を採用してるのも
とっても良い!
子ども茶屋で子供達がお弁当を用意して自分で食べると言う事もやらせて頂きました😃
とても楽しかったみたいです👶
皆さん!お世話になりました🙇♂️
100年先の日本を見据えた食育ドキュメンタリー。素晴らしすぎた。
公式HPです↓