ある所にプロメテウスとエピメテウスという兄弟が一緒に暮らしていた。
プロメテウスは前もって考えてから行動する人。
エピメテウスは行動してから考える人
ちなみに
プロローグは前書き
エピローグは後書きのプロとエピはここから来ている。
ある日
エピメテウスの元にパンドラという見たこともない人間が訪れる。
その頃は男も女の概念もなかったとされる。なのてエピメテウスにはパンドラが何者なのかわからなかった。
エピメテウスにパンドラは
「自分はゼウスから送られた貴方へのプレゼント」だと言う。
エピメテウスにはあることを思い出した。
それは、プロメテウスより以前から
「ゼウスよりプレゼントが届くと思うが、絶対に受け取ってはならない!」
という忠告である。
プレゼントを受け取ってしまうとロクな事にならないらしい。
そもそも、ゼウスがパンドラを送った理由がある。
それはゼウスはエピメテウスに対して、
恨みを持っていたからである。
プロメテウスはゼウスを騙して笑い者にした事があった、
そしてプロメテウスはアポロンに対しても、事件を起こす。
アポロンの目を盗み太陽から火を奪い、
人類にもたらしたのだ。
これが人類が元は神の力であった火を使えるようになったとされる起源である。
ゼウスは火を人間に使わせたくなかったので、エピメテウスがした事が面白くなかったので、ゼウスはエピメテウス復習プロジェクトを企てる。
集められたのは、
美の神アフロディーテ、
商売と泥棒の神ヘルメス
技術の神ペパイストス
の3人。
まずゼウスは
ペパイストスに泥より女の形をしたものを作らせる。
その泥の塊に、アフロディーテより
魅力を吹き込ませる。
そして、ヘルメスには
嘘を吹き込ませる。
こうして作られたのが人類初めての女性パンドラであった。
パンドラはエピメテウス不在の時に
ゼウスから渡された《開けてはいけない》と命令された箱を開けてしまう。
中からは
悪意
恨み
嫉妬
悲しみ
戦争
とありとあらゆる悪が人間の世界に解き放たれた瞬間であった。
急いで蓋を閉めたパンドラであったが、
箱の底には僅かであるが残っているものがあった。
それは希望である。