三日前くらいの読売新聞で飛び込んできた記事。
2013年の瀬戸内芸術祭での出展作品であるが、まだ送られ続ける為に未だに開局しているとのこと。
届けられない手紙、
届くはずもない手紙
差出人の名前も必要なく、そこにあるのは
手紙に認(したた)められた想いだけ。
伝わるはずもない気持ちを書き留めて、投函する行為がここまで多いのかと驚かされる作品。
メールやLineやsnsがいくら発達したとしても、
伝えたくても、伝えられない気持ちがいかに多いのか。
ただ、
そんな気持ちの受け皿があることだけでも少しホッとする。(現代版のバベルの塔みたい)
夫の命日に毎年手紙を送り続ける奥さん。
初めは「寂しい」という言葉が多かったけども、
今は日常の様子や何気ない事も書けるようになったとか。
手紙を書いて送ることで
旦那さんが亡くなった時に止まったいた自分の中の時計が、動き出したのだろうか。
書く事は癒しでもあり、
自分と向き合う行為なんだろうと思った。