衛生管理者の講習は基本めっちゃ眠たくて、
何度か気を失いかけるのが常だったのですが、先々週の労働基準法の講義が、
予想に反して、すごく面白かったのです。
労働基準法は昭和22年にできた法律です。
マイナーチェンジは色々してるみたいですが、70年前くらいに決めたのを、今でも使ってるって、いろんな意味で凄くないですか?
もう時代遅れな部分もありつつ、
基本的に働く人を守る内容で、
いかに働きやすくするかを元に作られてる気がして結構好きな法律でした(^ ^)
講師の先生が、日本のボーナス制度について疑問を呈しており、興味深かったのでシェアします。
日本でボーナスはメジャーな制度ですが、海外では全く採用していない国も沢山あるようです。
ボーナス出た!やったー!と
喜ぶ前に一度考えてみましょう。
月収30万の人が
年に2回、
30万をボーナスでもらったとして。
年収は420万。
ですね。
これを月にすると、35万ですね。
一度ここで考えて欲しいのが、
ほんなら、35万を基本給にしてよ。
ボーナスいらんから。
っていう考え方があります。
会社からしたら払う金額って一緒ですよね。
何故、ボーナスというの 支給方法にするのか?
講師の先生曰く、
企業は基本給をあまり上げたくないのです。
それは、残業代をケチりたいからです。
残業代は基本給をベースに125%だったり
150%の割増計算になります。
なので、
基本給が30万と35万では、
残業代は変わってきますよね。
もちろん後者が高くなる。
なので、基本給としては30万にしてた方が、
残業代は抑えられる訳ですね。
それは、残業するのは当たり前という、前提の元、ボーナスという制度が生まれたのではないか?
という先生の指摘が
すごくなるほどなぁと思ったのです。
ボーナスでがっつり貰う支給方法と、
月給でしっかり貰う方法、ボーナスは無し。
どちらの支給方法が雇用として、
安定していると言えるでしょうか?
ボーナス貰えた〜!
と喜ぶ前に一度考えてみてください(^ ^)