屋上の音楽会のピアニスト仙ちゃんこと、
仙波さんが音楽を監修、演奏している
演劇、賢者ナータンを匠君と鑑賞してきました(^o^)伊丹のAI HALL 清流劇場にて。
賢者ナータンは1779年にドイツの啓蒙思想家レッシングが書いた戯曲のようです、
300年前の作品ですが、
今日でもドイツではメジャーな作品のようで、普遍的に人気があるようです。
テーマとしては、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の対立の中の立場を超えたヒューマニズムや、愛についてってところです。
もしかしたらナータンより、3つの指輪の話のほうがスピンオフして有名かも。
聞いた事ありましたが、ナータンの中の話だったとは。
正しさばかりを主張しては、
争いばかりが生まれますね。
なにも宗教だけじゃなくて、
日常生活でも。
ナータンはユダヤ人の商人のおっちゃんの役なんですが、女優さんが演じてたり、
王様の妹役を男性が演じてたりと、
男だから、女だから
っていう固定概念みたいなものを
キャスティングの時点から そういった
[区別]を除外しているように、私には思われて興味深かったです。
最後にキャストの皆さんが、
歌を歌って終わるのですが、
全員が全員、同じ熱量で、
出し惜しみすることなく、
一点を見つめ歌う様は感動的でした。
(仙ちゃんもピアノ弾きながら歌ってた事を私は見逃しません笑)
そして、最後に
それでも、やはり人生は美しい
と締めくくる言葉に自然と目頭が熱くなりました(^-^)
苦労や困難や誤解や愛憎劇が、止まることなく起きてくるのですが、
それでも、それでも人は生きていくし、
そして、それは美しいことなんだなぁって。
思える素晴らしい演劇でした。
匠君ありがとう〜(^ν^)